言語化が苦手な感受性豊か人間が、言語化できるようになった理由

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私は言語化が苦手でした。
しかし、現在は以前よりも言語化ができるようになったと思います。

なぜ克服したのかを考えたところ、
「必要に迫られて言語化をしていった」のが大きな理由でした。

必要に迫られた場面は大きく2つ。

①困ったり傷ついている人に声を掛けたいから
②心と頭の中のモヤモヤを解消したいから

詳しく記していこうと思います。

①困ったり傷ついている人に声を掛けたいから
おそらく高校生くらいのときだったと思います。
困っている人、傷ついている友人がいたときに、
その友人が癒されるような声を掛けたいと思いました。
でも、言葉にできない。
ただ、心の中に声を掛けたい内容の温度や方向性が含まれた「気持ち」だけがある状態で、
とてももどかしかったのを覚えています。
その人を助けられないし、自分もモヤモヤするというダブルパンチでした。

②心と頭の中のモヤモヤを解消したいから
社会人になってから、たくさんの情報を処理することになりました。
同僚や上司、アルバイトスタッフ、取引先などたくさんの人と仕事という形で接し、
タスクもとてもたくさんありました。

その当時の私は感受性が豊かだ、という自覚は全くありませんでした。
無自覚のまま人の感情やタスクを人一倍たくさん受け止めて、たくさん頭を悩ませながら仕事を進めていました。
そうすると、言語化が苦手なので未整理で無形のモヤモヤの感情が心に溜まっていき、頭がパンク状態になります。

その状態を少しでもスッキリさせる方法がひとつありました。
「業務日報」です。
新卒の会社では業務日報が義務化されており、
こうすればいいのでは、ああすればいいのでは、ここはこうだった等と
言葉でモヤモヤの中身を整理し、整頓ができます。
そして、何かに書くことによって、そのモヤモヤ分の頭や心の容量をデータや紙に移動できるので、
頭や心の余白を生み出していました。

言語化は生きていくための必要だったのです。


おそらく、感受性が豊かだったり、アーティスト気質、HSPの場合、
たくさんの情報を人一倍受け取りながら生きていると思います。
その中でも私の場合は、物事や言葉を音や感情など右脳的にとらえているのだと思います。

世の中にある言葉というものには感情が乗っているので、
「心の動きとあらゆる言葉を照らし合わせてぴったり合わさったものを言葉にする=言語化」
という経過を言語化ととらえています。

心のモヤモヤを言葉に置き換えることでその感情に形ができ、住所ができ、整理ができる。
書くことによって、モヤモヤ分の頭や心の容量をデータや紙に移動し、頭や心の余白を生み出せる。
言語化の利点はここかなと思います。

ただ、やはり情報を人一倍受け止めて言語化していくという作業はとても疲れるので。笑
情報をあまり受け取りすぎないという努力も最近はしています。

言語化ができるようになってからは、
①と②については悩むことなく言葉を引き出せるようになりました。
この感情だったらこの言葉、細かい違いだけどこっちの言葉、というのを
スピードもアップして出せるようになっています。
以前と比べるととても生きやすくなったなぁと思います。


追伸
「本来の気質では言語化が苦手なはずなのに、まわりの同じ気質の人も言語化が得意。
よほど苦労をして獲得されたのでは」というお話しがあり、
なぜ私は克服できたんだろう?を振り返ってみました。
「ああ、こういう理由だったんだなぁ」ととても為になりました。
ありがとうございました。

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